犬雑記帳

どこにでもいる文系修士課程2年生の日常と感情の記録

教習所の日の思い出

先日、通っていた教習所を無事に卒業することができました。

卒検の日は、あいにくの雨で、(天気の良い日に比べると)歩行者が少なめであるというアドバンテージはあるものの、それを上回るほどのデメリット、すなわち、視界の悪さがあったために、とにかくストレスを感じました。

 

 

課題走行にかんしては、個人的には、あまり問題なくできたと思っています。ただし、検定員のかたから、「右左折時の左右の寄せが甘い」とのご指摘を頂いたため、あまり手放しでは喜べない状態だな・・・とは思っています(検定員のかたが「合格」とくださったのだから、あまり変なことを考えなくてもいいのでしょうけれども)。

 

 

問題は、所内の課題でした。私は、方向転換をしました。練習の際には、方向転換を失敗したことはなく、指導員のかたに「全然問題ないじゃないッッスか!」とまで言ってもらえた私でしたが・・・・・・雨の日であること、課題走行→縦列駐車後の一番最後の課題であったことから、既に疲労困憊であった私は、大失敗しました☆

すなわち、車を道路の真ん中に置くことができず、車は、あきらかに左に寄りすぎていたのです。最初から、その状態を直しておけば良かったのですが、「いけるっしょ・・・」と自分を過信してしまったために、切り返しを3回もするはめになってしまいました。左の前輪が縁石にあたったときは、そんな状態になったことがなかったために、かなりパニックになりましたが、いったんおちついて、『最初からやり直しさせてください』と宣言して、一からやり直しました。一からやり直したら、普通にスルッと入ったので、やはり・・・車の位置にもっと気を配るべきでした。

 

 

それでも、きちんと通れたので、最終的には合格を頂きましたが、車内で最後に検定員のかたに、「なぜ通れなかったわかりますか?」と言われたときには、自分に対する悔しさがこみあげてきました・・・もっと丁寧にやっていればなぁ。コースに入るときに、適当に「こんな感じで良いか」と入ってしまったことが、とにかく悔やまれます。

 

 

本当にギリギリの合格だったのだと思います。褒められたポイントがほとんどなく、なにがダメだったと思いますか?とか、××には要注意ですとか、そんな話ばかりで・・・まぁ、褒め殺して卒業させてもあまりいいことなんてないとは思いますけれどもね、でも、結構キました。くるまって難しい・・・。

 

 

あの雨の日の卒検を一生忘れることはないと思います。

過信は禁物、というわけです。きちんと丁寧に、やりましょう・・・。

 

 

 

無事に卒検合格をもらった私は、最後の最後に衝撃を受けることになります。すなわち、卒業式で配布される資料が、学科教習の際に私がいつも座っていた座席に置いてあったということです。私は、いろいろあって、卒業式の集合時間ギリギリに会場に行きました。他の参加者は全員すでに座っていて、いろいろとアンケートを書いたり、配られた資料を読んでいたりしました。その場に来ていない参加者と言えば、わたしだけだったというわけです。そして、私がいつも座ろうと思う場所と、私がこれから座るべき場所が合致していたことに気づき、驚きました。

もしかして、私がいつも座っていた場所は、把握していただいている・・・・・・!?!?

たまたまかもしれませんし、意図的においてくださったのかもしれません。いずれにせよ、その合致は、私にとって衝撃的なものでした。

 

 

 

卒業式、という名称のものに参加したのは、約1年ぶり(学部の卒業時以来)でしたが、やはり卒業式というものは、いいものだなぁ~としみじみと感じました。卒業とは、エモい・・・。私は、短期の合宿コースだったので、その教習所に2週間ちょっとしか通ったことはありませんが、過ごした時間がそれなりに長いせいか、ちょっぴり感傷的になりました。

 

 

教習所での出会いは、一期一会だったと思います。一人一人の出会いに、すごく刺激を受けましたし、相手を知ることがとにかく楽しく感じられました。そこの教習所は、私の地元ではないからこそ、もう二度とは会わないだろう(会うとなると、それはなんらかの交通法規違反をしたということになる・・・)指導員の方々や同じ教習を受けた子たちに対して、えもいわれぬ感情を強く抱きました。

 

 

 

教習所で過ごした日々は、とにかく楽しかったです。

ここ3年間で、一番笑った日々でしたし、精神的にも非常に安定した日々を送ることができました。

 

 

唯一つらかったことといえば・・・、セット教習です。とあるセット教習の際、一緒に組んだ子が18歳のピチピチJKで、長く通っているからか、指導員ともかなり仲が良くて、親密な雰囲気が漂っている子でした。その子には、指導員は、めちゃくちゃ褒めるんです。持ち物や身につけているものを、とにかく褒めるんです。私はというと、、、そういうのは無かったです。世の中、若い子の方が有利だってことですね。5個も年下だしねぇ~現にかわいかったしなぁ~・・・。10代の子のピチピチ感には、23歳は勝てません・・・。私自身、美人とかじゃないしね・・・。その日は、自己肯定感が爆下がりで、とにかく寝ました。

 

 

 

まぁ、そんなつらいこともありましたが、なんとか無事に卒業できて良かったです。早いうちに本免試験を受けに行こうと思います。

そして、免許を無事に取得したら、初高速ドライブに、憎き指導教員を連れて行きたいです(もちろん助手席で)♡ 夏までに実現したいです!