犬雑記帳

どこにでもいる文系修士課程2年生の日常と感情の記録

19時間の運転免許証-免許取得からたった1日で写真を変更した話-

こんにちは。

 

先日、無事に教習所を卒業し、数日間の自主勉を経て、免許センターへ本免試験を受けに行ってきました。1発で無事に合格し、念願の免許証を手にすることができたわけですが・・・・・・先にネタバレ的に書くと、そこに写っていた自分が、とある二つの理由からあまりにもヒドイ状態だったために、翌日、スグに免許証の写真変更に行った、というお話です。

※記事タイトルは、某社会学者の『15時間の花嫁』にかけています。なお、内容については、読んだことはありません。

 

 

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私が住んでいる地域の本免試験は、他の地域のそれに比べて非常に難しいものであると言われていたため、試験を受ける日まで、毎日(と言っても、2日間くらいでしたが)切羽詰まりながら試験勉強をしていました。

前日には、「闇校の早朝講習に行こうかな…」と一瞬血迷いましたが、手元にある、教習所入所時になぜか配布された闇校の問題集を繰り返し解くことに専念しました(これでは、結局のところ、闇校を利用したも同然であるといえるでしょう笑)。

 

 

 

試験当日、闇校から出てくる受験生を片目に、免許センターへ出発。

試験開始まで、自分の座席に着席してから1時間半以上あり、その間に、学科教本をかなり復習できたと思います。

そして、試験を受け…無事に一発合格しました。それも、100点満点で!

これは、個人的に非常に嬉しかったです。免許センターの方から、試験の成績表が配られるのですが、100点と記載してあるそれを見た時には、嬉しさのあまり、変な声を出してしまいました(隣の席の人が奇妙な顔でこちらを見ていました)。

 

 

 

ここまでは、良かったのですが…

その後、休憩を取ったのちに、免許取得のための手続きに入ります。

これがあまりにも長いこと…。朝早くから試験場に向かっていた自分は、この時点でかなり疲れ果てていました。

そして、写真撮影の際に事件は、発生しました。

春休みということもあり、新規の免許取得者が非常に多く、免許センターの担当者側もかなりピリピリしていて、免許取得者に対して、「早く!」「##をすると、後ろの人が詰まるから、絶対にしないで!」などといった怒号に近いものが飛ばされていました。私は、そういったピリピリとした雰囲気に萎縮しやすいタイプなので、写真撮影の列に並んでいる時点で、かなり脂汗をかいていました。撮影場所に入って、強く言われるのも嫌だなあ…と思い、とりあえずもうなんとか怒鳴られずに写真が撮れればいいや!と思い、適当に写真を撮りに行きました。

これが大失態でした。

 

 

 

数時間の休憩時間(免許作成のための時間)を経て、ようやく完成…!長かった…!と思いながら受け取ったその免許証を見て…

コイツ誰〜〜(もちろん、正真正銘「私」です)

めっちゃブサイク〜〜(元々ひどい顔なのに、さらにひどい)

あまりにも見た目がひどくて身分証明書として人前に出したくない〜

そうなんです、血と涙の成果として受け取った運転免許証に映った「私」は、普段の証明写真とは比にならないくらいブサイクに写っていたのです。朝早くからあれだけ頭を使っていれば、午後には浮腫んでしまうのも仕方ないだろうとは思いますが…それにしてもひどい。しかも、顔のむくみだけでなく、目線も上向きになっていて、顔全体が上に上がってしまっていたのです。空に召されようとしている何者か、という感じでした。

 

 

 

そして、疲れからくる顔の写りの悪さに加えて、私は、一つ、人為的かつ重大なミスをしでかしてしまいました。

それは、青い服を着てきてしまったということです。青い服をきてしまっているということは…、そうです、私は、背景に体が飲み込まれてしまったのです。換言すれば、背景からブッサイクな顔のついた首が生えている、という状態です。

 

 

 

どの点をとっても救いようがない…これでは、人前に免許証を出したときに、笑われてしまう…こんな被害妄想で頭がいっぱいになったために、せっかくの免許を取得しても全く嬉しさのないまま、帰路につきました。

 

 

そして、家に着いて、私は、企みました。

そうだ、明日、免許証の写真を変更しに行こう!!!!

 

 

翌日、朝イチで、免許証の写真の変更を受け付けているセンターに行ってきました。

なぜ免許交付からたった1日で写真を変更しようとするのかと聞かれるのではないかとハラハラしていましたが、職員の方から詳しく何かを聞かれることはなく、手続きは非常にスムーズに進みました。写真撮影時には、非常に親切に対応していただけて(きちんと身なりを整える時間を下さったのです)、ゆったりとした気持ちで撮影に臨むことができました。

 

数十分後に写真変更がなされた免許証を受け取りました。

それを見てみて、非常にホッとしました。

いつも撮るような証明写真と同じような写り方の自分だ…!(それなりに写っている!)

これならば、まだ人前に出せるような運転免許証だ…!

 

 

そういうわけで、私が一番最初に手にした運転免許証は、交付からたった19時間でその役目を終えることとなりました。

 

 

運転免許証の写真を撮影するときは、絶対に青い服を着てはならないし、顎を軽く引いてカメラを見る必要があるということを学びました。