犬雑記帳

どこにでもいる文系修士課程2年生の日常と感情の記録

服装・髪型を真似してくる人が気持ち悪い

私はせいぜい20数年しか生きていませんが、生まれて初めて「私の服装と髪型をマネしてくる人」に出会いました。

 

その人は、今年度から週に二度ほど顔を合わせるようになった(昨年度までは、ただのゼミの同期だった)、研究室の同期です。

学部時代から苦手意識を抱いていて、なおかつ、私とは違ったテイストの服装をしていた人に、突如、服装や髪型を真似され始めてしまったので、気持ち悪さや嫌悪感が半端ないです。

 

 

服装が被りそうになった日

先日、毎週行われる研究室の集まりに参加してきました。その際、その人が着ていた服装は、私の好みと非常にマッチしたもので、私がもっている服の系統に似たものでした。

 

その日、家に帰ってから、欲しいと思っていた服を買おうと思い、その服を販売しているメーカーAの通販サイトを眺めていました。すると、サイトにその人が着ていた服が売っているではありませんか。私は、もともと他人の服装をあまり記憶できない方の人間なのですが、その日に限っては、やたらとその人の服装が記憶に鮮明に残っていました。それは、度々そのAの通販サイトを眺め、気づかぬうちにその服が記憶に残っていたからだったのでしょう。

 

その人の服と同じメーカーAの服をたくさんもっているので、下手したら、同じ日に同じ場所でその人と同じメーカーAの服を着てくるという「服装かぶり」が発生するところでした。というのも、私はその日の集まりに着ていこうと最初に考えていた服が、その人が着ていた服のメーカーAのものだったのです。(危なかった・・・)意図せぬ双子コーデが完成してしまうところでした。

 

 

 

「その人」のもともとの服装のテイスト

その人が、もともと私と似たようなテイストの服装を着ていたのであれば、服装が被りそうになったり、同じメーカーの服を着ていたりすることに対して、違和感や嫌悪感を抱くことはありません。しかし、現実として、その人はもともと私とは全く違うテイストの服装をしていたのです。私はその人のことを数年前から知っていて、お互いに顔見知りで、その人が普段からどのような服を着ているのかをよく知っています。そして、その人が私のような服装をしていたことを一度もみたことがありません。

 

私の服装のテイスト:ガーリー・レトロ・量産型・フェミニン

その人のもともとの服装のテイスト:タウン系・ユニクロ系・シンプル・自然系

 

「タウン系・ユニクロ系・シンプル・自然系」の服装の人が、突然、「ガーリー・レトロ風・量産型・フェミニン」な服装を着てきたら、そりゃ「あ、こいつマネしたな!?」と思います。

ちなみに、メーカーAは、ガーリー・レトロ系の服を販売している会社です。後に出てくるメーカーBは、ガーリー・フェミニン系の服を販売している会社です。どちらも、その人が着ているような服を売っている会社ではありません。

 

「その人」は私の服装を特定した?!

そもそも「その人」が、私が好む特定のメーカーAの服を着るようになったきっかけを考えてみました。すると、それは、今年度の初めに、初めて研究室のメンバーで集まった際に私が着ていた服がきっかけだったのではないかと気づいたのです。

 

その今年度初の集まりで私が着ていたのは、メーカーAの、特徴的な服でした。その服には、他の服には見かけないような、本当に「特徴的である」といえるポイントがありました(そのような服を着ていったのが私の最大のミスだった)。

恐らく、その人は私の服を見て、記憶して、Googleでキーワードを入れて検索したのでしょう。そして、私のその服がメーカーAのものであることを特定したのでしょう。実際、私も、その服を特定するにあたり必要な要素(色・服の種類・特徴的なところ)をキーワードとして入力して検索してみたところ、検索結果のうち最上位にその服が出てきました。

 

なお、その服は、7年ほど前に買った服であるため、現在販売している服ではなく、また、通販サイトで不意に見かけるということはないので、その人がそれを検索して特定したことは確定的でしょう。

 

 

その人の「服装まね」遍歴

思い返してみれば、その人は、他にも私の服装をマネしてきていたことに気づきました。

 

 

ある日の集まりで、その人は、私がその前の週に着ていたワンピースと同じ形の、色違いみたいな服を着てきました。ボタンの位置や、形があまりにも似ていて、「うわぁこれマネしてきたのかな?」とすぐに思いました。ただし、さすがにメーカーまでは同じではないことはあきらかです。なぜなら、その人が着ていた服は、私が着ているメーカーでは売っていないもの(調査済み)ですし、そもそも私がその前の週に着ていたワンピースは、ウン十年前の母のお下がりだからです。

 

 

またある日には、その人は、私が数年前のゼミ(その人と同じゼミ)で着ていた特徴的な服とそっくりな服を着てきました。私は、その人の服を見て、「ん?これは、私が数年前のゼミできていた服と同じメーカーの、今年のバージョンかな」とすぐに気づきました。すなわち、私が数年前のゼミで着ていた服は、メーカーBのものだったのですが、その人は、今年のある日、同じメーカーBの、似たような服を着てきたのです。その人がメーカーBの服を着ているのを見たことがありません。だから、おそらくその人は、過去に私が着ていた服を思い返して調べて特定して、そのような服を買ったのかなと思います。

ちなみに、私がその服を着ていた日のゼミには、私とその人くらいしか来ていなくて、しかも、一緒に色々と作業をしました。だからこそ、鮮烈に私の服装の記憶が残っていたのかもしれません。私も、その人がその日に何を着ていたのかを覚えています。

 

その人は髪型までマネしてくる

その人は、服装のマネだけに留まらず、私の髪型までマネをしてきました。

私は、今はやりの髪型を好まず、少し昔っぽくて(90年代とか)、かつ、トリッキーな髪型を好みます。だから、私が普段している髪型と似たような(同じような)髪型をしている人を、大学4年間で一度も見たことがありません。

 

その人は、もともと普通の髪型(ひっつめやそのまま下ろすなど)をしている人でした。そのような普通の人が突然、今年に入ってから、私が普段している古めかしくトリッキーな髪型をしてきたのです。これにはさすがに驚きました。髪型の作りから、髪留めまで、私のそれとほぼ同じなのです。

 

さすがに、確信しました。ああこの人は私の服装や髪型をマネしてきているんだと。

 

 

服装や髪型をマネしてくる人にどう対応すべきか?

その人があからさまに私の服装をマネ(メーカーもマネ)してくるようになってから、私は研究室の集まりの際の服装選びがストレスになってしまいました。今現在ネットで売っている服も、特徴的な服も、特定されてしまうのを避けるために着られないからです。また、下手したら全く同じ服を着てきてしまう可能性すらあるからです。

 

私が現実的にとりうる手段として考えた対応策は、以下のようなものです。

 

・私が服装のテイストを変えること

・古い服を着ること

 

これに尽きるでしょう。

古い服を着ることは、非常に効果的であると思います。そもそも、その服を販売しているメーカーがなくなっている場合も少なくないですし、ネットで検索しても出てこない場合が多いからです。すると、どんなにマネしようとしても、少し似ているくらいの服を着ることくらいしかできないはずです。

 

服装のテイストを変えることは、しばらくの間は有効かもしれませんが、いったん特定されてしまえば、またマネされてしまうのであまり効果的ではないかもしれません。

 

 

服装・髪型を真似する理由を考える

私は、その人のことをとにかく気味が悪い人だと感じています。

 

例えば、私に「その服はどこの?」と聴いてきた上で、「かわいいから私も真似したいな」と言って真似してくるのであれば(それはそれで嫌ですが)、なぜそのメーカーの服を着てきたのかが分かるから、真似してくるという行為に対して一定の理解を示すことができます。しかし、私の場合、その人は何も言わずに私の着ている服のメーカーを特定して、真似してきたわけですから、気味悪さMAXです。

ましてや、私の変な髪型まで真似してきたわけですから、ますます気持ち悪いです。

 

 

どうして私の服装や髪型を真似してくるのでしょうか。

「自分」というものがないのでしょうか。

 

ネットで色々と調べてみましたが、真似する理由をざっくり挙げてみると、

・憧れ

・マウンティング(ライバル心)

・自分がない

・自分に自信がない

といったものでした。

まぁ私に対する憧れや、自分に自信がないということはないでしょうね。それは、その人は、いわゆる「自信家」であり、悪く言えば「ビックマウス」だからです。

 

自分がない、というのは、一理あるかもしれません。

その人は、自信家でありビックマウスである割には、学部時代から誰かと一緒にいて、影響力のある同級生のいるグループのなかに群れていたからです。

 

 

他方で、マウンティングというのもあり得ます。

私が、はじめてその人と話したのは、学部時代の前期に、狭いエレベーターのなかで、本人は自分の名を名乗ることなく、私に対して「あなた、今日の○○の授業で一番前に座っていた、××さんですよね!?」と尋問してきたときでした(私は、人前で自らのことを名乗るのを嫌がる人なので、凄く嫌でした。「そうです私が××です」と名乗るまで、何度も「××さん?」と問い詰めてきて、周りの人をも巻き込んで聴いてきて、すごく困った記憶があります)。

その人は、私に対しては敵意むき出しというか、きつくあたってくる人で、ゼミのときも私に対してつっけんどんに対応してきたり、都合の悪いときは無視してきたりしてきました。院に入学して研究室の同期になってからも、私に対してさんざん悪口を言ったり、私のことを差別的な表現で呼んだり(私の名前を知ってるくせにね・・・)してきました。だから、マウンティング説は、濃厚かもしれません。

 

もしマウンティングなのだとしたら、それに対抗するために、人前で、その人が私の服装を真似してきているという事実を指摘したいものです・・・。実際に、そのようなことをすると真似してくる人に対して効果的であるという記事を見かけました。

例えば、「似合ってないよ(事実、その人の体型にあっていない)」「私の真似?そういえば、学部の時は、全然違う服着てたよね!」「そのメーカーの服、私たくさんもってるよ!○○とかもってる?!」「あなたが着てる服、この前セールしてたアウトレットのやつだよね!(事実そう)」「私のほうがにあってない?w」とか、言ってみたいものです・・・まぁ気が小さくて言えないのですが・・・言える人はすごいな・・・。

 

 

あと約半年の我慢なので、本人にはそのようなことを言わずに我慢しようと思います。というのは、その人は、既に早期卒業が決まっているからです(早期卒業が決まっているからこそ、早期卒業ができない(しない)私のことを馬鹿にしてくるんでしょうね・・・)。あ~はやく自由に、何も考えずに好きな服を好きなだけ着たいなあ。